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インハーシューズ

タイトルは実に抽象的ではあるけれど、見た人だけが納得する、内容とリンクしたそのタイトルに感心する。試写が当たったから行ったけど、そうでなかったら劇場へは見に行かないかも。DVDまで待ってもいいかな。ちょっと地味だけど、心にしみじみと浸みてくるものがあるよ。ストーリーは、母を幼い時に亡くし、父は再婚。そんな環境の中、仲の良かった二人きりの姉妹。でも姉ローズ(トニー)は妹マギー(キャメロン)の奔放さに手を焼いている。姉は弁護士、妹は無職。さらに妹は難読症そして計算もまともにできず盗癖も。姉の彼氏を妹が…。二人は喧嘩別れ。妹は、偶然家で見つけた封筒から、死んだと思っていた祖母の存在を知り、訪ねていく。そこは老人ホーム。嬉しい反面、周りを構わぬその態度に祖母は失望する。そこで孫に、老人ホームで働くことを勧める。マギーは嫌々で働くうち、自分の力を必要としている人達がいることを知る。老人たちのやさしさに触れ、次第に素直さを取り戻していく妹マギー。一方姉は彼氏の一件から弁護士をあっさり辞め、犬の散歩屋に。しかし元同僚で、彼女に想いを寄せていた男が接近。失恋が癒され結婚を意識していくが、自分の心の内まで見せることができないでいる。そんな中、姉妹二人はお互いが気がかりでしようがない。やがて祖母のもとで再会。母の死の真相を知り、また元の仲の良い二人に戻る。まあこんな内容である。女性が見たらきっと泣くよ。まして姉か妹が居たらなおさらです。女の兄弟って複雑なんだから。大抵父と母の性格を分け合って持っているのにね。親子でも言えることだけど、同じ血が入っているから似たもの同志なのに、お互いを責め合ったりする。そして自分が一番嫌っていた人間に、いつの間にか、自分がなっていることに気付くのは随分大人になってからだ。ああ同じDNAなんだなあって。この映画は若い人もだけど、年配の皆さんにもぜひ見て欲しい。映画の半分は老人ホームが舞台だから色んなお年寄りが出てくる。一人一人の性格までは掘り下げてないけれど、日本人が見習わなければいけないことがいっぱい出てくる。まず化粧を忘れないこと。お洒落であること。そして人との会話を楽しむこと。男性は、女性の目を意識して、紳士的であること。人生のラストはこう在りたいけど、これもお金があってこそかしら。でも海千山千を超えてくると、ひょっとして金が少々足らなくても、知恵がいっぱいあるから心豊かに生きられるかもしれないよ。歳を取ることが怖くなくなる映画です。でもさ、でもさ、祖母役のシャーリー、白人だからかもしれないけど、顔や手にシミがいっぱい。老いは仕方ないが私もあんなふうになるのかなあ。やっぱり怖いわ。そうそう、映画のラストの結婚式で、難読症を克服した妹が自分の為に詩を読むのを聞いて、姉が涙する場面は感動します。人生何時からでもやり直せるんだと勇気が湧きますよ。監督カーティスハンソン出演キャメロンディアス、トニーコレット、シャーリーマクレーン(File No.86

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