チキン・リトル
事件はこの日から始まった。チキンリトルが叫ぶ。‘たいへんだー!空が降ってきたー!’
この声に町中が大さわぎ。嘘だと言われ、皆に迷惑を掛ける。
バカにされて新聞に書かれ、ゲームが作られ、悪口サイトも。映画化までされた。タイトルは“おかしなチキン”
ママは死んで居ない。パパ(バック)と二人暮らしのリトル。騒ぎから1年。パパには常に目立つなと言われていた。
しかし学校でも、リトルが居る所にはトラブルばかり。また叱られた。何とかパパを喜ばせたい。
リトルは星空にお願いをする。‘僕にチャンスをください’と。
リトルは野球部に入る。パパは子供のときは野球部のエースだったから。
試合の日、相手のチームの作戦で怪我人続出、補欠のリトルに初打席がまわってきた。
小さい体に大きなヘルメット、バットを引きずってバッターボックスに。
ここでアウトになると、チームが負ける。‘バットを振るな。何もせず1塁まで歩け’の指示。しかしリトルは打った。
何とチームは勝利し、リトルはヒーローになる。パパの喜ぶ顔。これで1年前のあの騒ぎを忘れてくれる。
とそんな時、空を見上げると、空が降ってきたのだ。1年前と同じことが起こった。
友達に相談すると、パパに正直に言えば、と言う。そんなことできはしない。
その“空のカケラ”が飛んだ。追うリトルたち。するとそこに、巨大な宇宙船が下りた。3つの目、5本足の宇宙人がいる。
友達が捕まってしまい、リトルは、救出しようと宇宙船の中へ。そしてその中で、地球が消されてしまうことを知る。
逃げるリトルたち。この時、宇宙船の中に居た宇宙人の子供も一緒に降りてしまう。
何とかこの危機を皆に知らせなくては。そうだ、学校の鐘を鳴らそう。1年前のことが頭をよぎるが、鳴らすリトル。
その音に驚き、消える宇宙船。集まった人々は、また冷たい目でリトルを見る。地球を救ったのにパパも信じてくれない。
がっかりするリトルは、宇宙人の子供を見つける。
しかし騒ぎはそれから起こった。子供を奪われたと勘違いした宇宙人が、たくさんの宇宙船を従えて地球を攻撃してきた。
子供を宇宙人に返さなくてはと、攻撃の中をくぐっていくリトル。
そして、パパに必死に、正直に話すリトル。話を信じるパパ。二人は分かり合えた。
パパは宇宙人の子供の親と話をする。子供を奪ったのではない。子供を思う気持ちは誰でも同じ、と。宇宙人の親も、やはり親。パパの言うことを聞き、自分の子供の話を聞いて、信じる。そして宇宙人は地球を去る。
“空のカケラ”は実は宇宙船のカケラだった。1年前、リトルは嘘を言ってはいなかった。
リトルが居なければ地球は消されていたかもしれない。
地球を救ったリトル。それから1年後、映画化された。タイトルは“チキンリトルの本当の話”
単純ではないストーリーなので、最後の最後まで楽しめる。
私は字幕で見たが、リトルの声が本当に可愛くて、気弱な声に、思わず抱きしめたくなってしまう。
3Dアニメーションだが、工程に手描きも導入している。キャラクターの体を伸び縮みさせる手法(スクウォッシュ&ストレッチ)も取り入れられている。3Dでは、アニメーターがCGで作ったキャラクターをコンピューター上で動かしていく。
回転運動や関節の動きにキャラ独自の個性を加えるので、繊細で豊かな表情が描けるし、よりリアルになる。
アニメは進化していると実感する。
監督:マーク・ディンダル
声の出演:チキン・リトル(ザック・ブラフ)、バック(ゲイリー・マーシャル)、スティーブ・ザーン、ジョーン・キューザック(File No.138)
| 固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)


最近のコメント